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読書ってなんですか

わかりやすい文章を書くために必要なこと『心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術』

心理学が好きで心理学に関する本が出ればチェックしているんだけど、今回はこんな本を見つけました。「心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術 心を動かす、わかりやすい表現のコツ」。

ブログをするにあたり、わかりやすく表現することは大事。ストレスなく読んでいただける技術があるなら習得したい、という気持ちを持って読みましたので、この記事が少しでもわかりやすく書けていればいいなと思います。では内容を見ていきましょう。

心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術 心を動かす、わかりやすい表現のコツ (ブルーバックス)

目次

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チャンク化する

第1章では、情報を提示にするときにチャンク化することによって見やすく理解しやすくなることを教えてくれます。例えばこんな問題。

問1-1 意味のまとまりがわかるように、漢字に置き換えたり、「」や句読点などを使って置き替えてみよう

・第三回国立大学入試試験担当者連絡会議関東甲信越部会

漢字ばかりでなんのこっちゃと思いつつ考えてみたけれどよくわからなかった。解答は章末にあるということで見てみるとこのような解答が書いてあった。

第三回「国立大学入試試験担当者連絡会議」関東甲信越部会

なるほどこれなら「」がない時よりかは理解しやすい。それでも漢字ばかりで見にくいに変わりはないけれど。こうして連続した一つのものを区切ったりすることにより見やすく、覚えやすく、理解しやすくすることがわかる上で非常に重要だという。

チャンク化というと、連続した数字を10個覚えるより、4つごとに区切ったほうが覚えやすいとかそういうのだけど、文章もまたチャンク化することが重要だということがわかった。

書くことはしんどい

第2章「表現の目的」には『書くことのしんどさ』についてこんなことが書かれている。

書くことをしんどくさせているのが、どれほどすばらしい表現内容が心にわいてきても、それを表現システム(書く場合は表記システムになる)に載せなければならない窮屈さがあるからである。文字が書けなければならないし、表記ルールや文法規則に従わなければならないし、相手が目の前にいないだけに相手のことを考えながら書かなければならないなど、面倒なことが多い。

これはいつも思う。アニメ、ドラマ、そして本を読んでいる時にこのすばらしさを伝えたい!と思いキーボードに手を置いてもそのすばらしさをうまく言葉で表現できないことがしばしば。もしかしたら自分は表記システムは苦手なのかもしれないと今気づいたりするのである。確かにこのブログの記事は「だ・である」と「です・ます」が混在していたりして読みにくいところがあると自覚している。混在してはいけないというわけではないけれど、流れで読みにくいところもあるだろう。読み直して治すこともあるが、だいたいは自分の中で問題ないと思ってそのまま投稿ボタンを押すことがほとんど。数ヶ月してふと読み直すとあれ? と思い直すこともあるけれど、見直すことは数少なく、やはり一度で良い文章が書ければと思うがそれは無理だろう。せめて投稿前に読み直すところで気づければと思うが、その力もまだまだ未熟。むしろ誤字脱字も見抜けない時があるのだから、キーボードで文章を書くという行為はまだまだ成長途中だと考え、今日もこうして記事を書いているのである。

書くことは確かにしんどいが、でも楽しいのである。だから読書ブログやアニメブログが続いている。自分が楽しいだけでなく、読んだ人にも楽しんでもらえたり、読んでよかったなと思ってもらえるような文章を書きたいと願うばかりだ。

第3章には表現したい内容を構想化することが大事とある。たぶん自分はここがまだまだ未熟なのだろう。書きたいことがうまくまとまらない。でも書きたい。そうして未熟な文章のできあがり。

例えばこんな問題。

次のような3つの場面で、「〇」をもっとも簡略に表現するとどうなるか。

a 〇 ●

b □ 〇

c □ ● 〇

 答えは簡単で、aから順に「白い方」「丸の方」「白い丸の方」です。これがどんどん複雑になっていくと家の間取り図を言葉で表現するのも上手になるのかなと思う。

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わかる

わかるにも色々ある。簡単に言ってしまえば浅くわかると深くわかる。物事をきちんとわかることは大事かもしれないが、なかなか難しい。とりあえず基礎的なことだけがわかっていれば日常生活が送れる。深くわかっていると便利なことはあるが、人間はそこまで賢くないし覚えられない。この浅くわかると深くわかるが合っていないと混乱が生じたりする。例えば、「相手が浅いわかりかたでもいいと考えているのに、深くわからせようとすると、くどい、となる」みたいにだ。

この理解に問題は「わかるーわからない」の白黒をつけてしまいがちだが、浅く分かっている、深く分かっているという二つのわかるを意識するだけでも相手にどう伝えるか、表現すれば良いかのポイントになってくるだろう。

私は基本的に何もわからない人が読んでもなんとなく分かってもらえればいいと思っている。だから内容は難しくないよう心掛けているのだけど、そもそも自分が本の内容について深くわかっていないと浅く書けないのでは?と今更ながら思う。

また「わかり方」については論理的にわかる、行動的にわかる、直感的にわかるといろいろあって、それについても詳しく書かれている。気になる方は本書を読んでほしい。

知的好奇心をわかせる

さて、第5章からは実践編としてまず「知的好奇心」を適度に刺激することが大事であるという。「適度」というのが肝心で、知っていることばかりではつまらないし、知らないことばかりでは難しくて理解できないため知的好奇心はわかないのだ。

適度といっても知識というのは人それぞれ。適度な知的好奇心をわかせるための工夫を本書ではいくつか紹介している。ここでは特にこれはと思ったものをいくつか紹介しておこう。

・相手の反応を確かめつつ話す

相手との対話なら相手の反応を見ることはできるが、文章ではそうはいかない。相手の反応を確かめることはできない。だからこそ相手への配慮を怠ってはいけないということだろう。そのために以下の3つが大切と続く。

・最初の部分では、専門用語やカタカナ語はできるだけ使わない

・最初の部分では、冗長性を持たせた表現を心がける

要はわかりやすい表現にしようということだろう。難しい言葉を使わない。小学生でもわかるようにする。そうして相手に今から続く文章のレベルを最初に提示してあげることが大切なのだろう。浅い知識が書かれているんか、深い知識が書かれているのか。そういった配慮を持って文章というのは作られていく。

・少しずつむずかしてしていく

最初はわかりやすくといったが、分かりやすいままでは読者の知的好奇心は満たされない。だからこそ少し難しくする。そうすることで読者の好奇心は満たされ最後まで読んでくれるようになる。最初は退屈なぐらいがいいかもしれないが最後まで退屈ではつまらないってことだろう。

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知識の世界

第6章には相手の知識の世界に配慮するとある。今までと同じで相手のレベルを見極めようってことなんだろうけど、実践的なところとして〈ターゲットを絞る〉〈大事なこと必要なことだけを強調する〉〈概要を先に示す〉といった工夫が紹介されている。今までと同じことだけど、やはり大事なのは相手がわかるということなのだろう。自分よがりではいけないと改めて感じた。

表現の技術

第7章は「読みたい」「聞きたい」気持ちにさせる技術が紹介されている。ここにきてようやくタイトルの技術の話かと思う。が、やはり思うのである。基礎があってこその技術なのだと。そうしていくつか技術が紹介されているけれど、それよりも大切だなと思うことが一つあった。それは「熱意」だ。熱意の空回りは相手に押しつける印象を与えてしまうが、正しい熱意は相手を動かす。

時間に遅れない、準備に時間をかける、方法を工夫するなどは、相手からすると熱意の有無を判断する材料となる。大きいはっきりとした声、わかってもらえたかどうかの確認、質問を求めそれにまじめに答えようとする態度、相手との親密さを求める態度なども、熱意の反映と相手はとる。

熱意をもって相手に伝えようとするその気持ちがなければ伝わらない。伝わるということはその人の気持ちも一緒に伝わっているからこそ相手に伝わるのだろうと思う。プレゼンテーションが心に響くのはこの「熱意」の熱量がすごいからだと思ったりする。

おわりに

以上「心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術」を見てきた。技術はいくつか紹介されているし、この技術を意識すれば読ませる聞かせるコツが磨かれるかもしれない。しかし大事なのは相手のことを考えることなのだと思う。相手にわかってもらうためにどうすればいいか。それを突き詰めていけば、話し方も書き方もおのずとよくなっていく。そう思わずにはいられない。

おしまい

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