本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

『人生が劇的に変わる睡眠法』を読んで人生が変わった

本日の一冊は「人生が劇的に変わる睡眠法 ―専門医が教える「一流への睡眠戦略! 」

 睡眠に関する本は数多く読んできたけれど、本書の良い点は対話形式の文章であること。睡眠専門クリニックが舞台で、先生と7人の患者たちの物語はとても読みやすく、聞きなれたことも新しい気持ちで読むことができた。対話形式はあまり読んだことがなかったが、これほど読みやすいのかと驚きながら読み終えました。

大切なのは「量」

 睡眠をうまく活用するにはまず「量」が必要であると先生は言います。

ほとんどの人が睡眠の必要性を過小評価しすぎています。1日24時間の中で睡眠時間は一番削ってはいけないものなんですよ。

 睡眠時間は削れは削るほど体調悪化を導きます。アメリカでは睡眠不足による経済損失は630億ドルともいわれています。睡眠不足は身体にも経済にも悪影響を及ぼすのに、終わらない仕事にプライベートの時間も確保しようとなると、どうしても睡眠時間を削ろうとしてしまいます。しかし、まずなによりも大事なのは睡眠であると先生は言います。だからもし、睡眠時間が足りてないなと思ったら、とにかく睡眠時間を確保してくださいとアドバイスしています。

「量」の次に「質」

 そうして十分な量の睡眠時間が確保できたら、次に「質」を高めるといいようです。例えば寝る前にリラックスした曲を聴いたり、読書をすることがいいとあります。リラックスした曲は脳が落ち着くからだろうと思いますが、読書が寝る前にいいの?と思ったところ、このような続きがありました。

眼球を上下左右に動かしながら文字を読むのが読書ですが、このリズミカルな反復運動は、睡眠ホルモンであるメラトニンの原料になるセロトニンの分泌を促進します。

 ただし小説は感情移入、ビジネス書は仕事を連想しやすいため寝る前の読書には向いていないとのこと。じゃあいったいどんな本を読めばよいのやらと思ったり、、、絵本かな?

 質を高める方法として他には食事についても書かれています。

夕食でタンパク質や脂肪の多い料理を食べたときは、すべてを消化するまでに4時間はかかります。そのために、就寝時間の4時間前には夕食を食べ終えるのが理想的です。

 寝る4時間前に食べ終えるのが理想的と言われても、仕事が夜遅くまであった場合にご飯を食べて4時間後に寝ていては深夜になるでしょう。そんな時は遅い時間に食べるものはうどんやバナナ、脂肪分が少ないヨーグルトなど消化しやすいのを食べるのが良いそうです。また、良質な睡眠をとるために絶対に摂りたいものとしてトリプトファンがあげられています。トリプトファンは睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの原料です。メラトニンの原料はさきほど紹介したようにセロトニンで、トリプトファンセロトニンに変化し分解、メラトニンに再合成する物質なのです。そして、これらの合成をスムーズに行うためにはビタミンB6やナイアシンマグネシウムを同時に摂ることが必要とのこと。少しカタカナが多い文章ですが、要は睡眠の質を高める上で大切なのはトリプトファン、ビタミンB6、ナイアシンマグネシウムを同時に摂取すること。これらを一度に摂れる料理を先生が紹介してくれています。

末広 一度に、ですか。うーん、何だろう?

先生 味噌汁です。たとえば、朝の味噌汁で具材は豆腐とねぎ、そこに卵ひとつ落とす。これだけで良質な睡眠に必要な栄養素を摂ることができます。

 味噌汁は万能な料理だとは思っていましたが、睡眠にも良いということで、日々味噌汁を食べようと思います。

 本書には他にも不眠症の話や昼寝の話、体内時計の話なども書かれていて、人生に劇的に変わるかはわかりませんが、睡眠の入門書として最適です。対話形式の本がこれほど読みやすいとは思わなかったので、対話形式の本をいくつか読みたいなと思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 おしまゐ。

本日紹介した本

人生が劇的に変わる睡眠法 ―専門医が教える「一流への睡眠戦略! 」

人生が劇的に変わる睡眠法 ―専門医が教える「一流への睡眠戦略! 」