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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

人間の原価は1万3000円『元素生活 完全版』

本日の一冊は「元素生活 完全版

 2009年に第1版が発売されており、今年完全版が発売。何がどう完全版になったのか分からないがニホニウムが掲載されているので最新版であることはわかる。元素一つ一つをキャラクター化してイラストでわかりやすくなっている点はよいが、その分文章は少ないのでなんとなくわかる程度。といっても詳しく書かれてもわからないかとも思った。

  本書の半分以上が一つ一つの元素の紹介ページであり、ほぼイラストなわけですが、そのほかのページでは元素の値段や元素の食べ方などおもしろい話題もちらほら。その中でも特に気になったのが「人間の原価」について。身体をつくっている元素は34種類あるそうですが、このページでは主な元素11種類を身近な商品の値段で換算して、その合計金額を出しています。

 さて、結果はどうなっているだろうか。

体重60㎏の人で考えると、結果は「1万3000円」

  身体を構成する元素の中でも高いのが「マグネシウム」30g。実験用薬品で換算すると4200円になる。逆に亜鉛0.12gは量が少ないため実験用薬品で換算しても0.5円だったりする。

 ちなみに人間の身体は約60%が水でできていますが、元素で見ると酸素が65%で水素は10%になります。その酸素と水素合わせた75%の水の原価は45000gの水で換算して3980円。この原価が高いのか安いのかよくわからないし、元素ってなに?という感じがまだありますが、世界を作り出す元素たちを知ることができてよかったです。

 ニホニウムについても名前は知っていますが、いったいどんな存在なのかよくわかりませんでしたが、本書の解説によると「亜鉛(Zn原子番号30)とビスマス(Bi原子番号83)を衝突させ、2004年から2012年の間に、たった3個だけつくられた日本初の新元素。寿命も1000分の2秒と超短命、あっという間に他の元素に変わる。」とあり、すごい発見だったのだなという印象。

 ニホニウムって名前どうにかならなかったのかなと思っていたけれど本書を見てみると元素の名前に人物名や地名をつけているのも数多くあって、だからニホニウムにしたのかと思った。

 元素なにそれ?おいしいの?な私でも楽しめる本でした。

 おしまゐ。

本日紹介した本

元素生活 完全版

元素生活 完全版