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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

『年収90万円で東京ハッピーライフ』を送る方法

人生

本日の一冊は「年収90万円で東京ハッピーライフ

 東京で隠居6年目の著者が書いた一日一日を生きる物語。著者がどうやってこの生活に行き着いたのか自身の生き方から書かれていたり、実際どうやって暮らしているのか、そして著者が今の人生をどう考えているのかなどを知ることができる一冊です。

目次

いちばん大切なこと

 第一章でいちばん大切なことが書かれています。

じゃあ、どんな場合にも当てはまる、いちばん大切なことって何でしょうか? それは、「どうすれば自分が幸せか?」を、他の誰でもなく、自分自身が知っていることじゃないかな。

 自分が幸せであることがいちばん大切なこと。その自分が幸せである選択をしていった結果、著者はこのような隠居暮らしをしている。だから、周りがなにを言おうが、自分が幸せになるための生き方を選択したほうがいいよと書いてあります。当たり前のことなんだけど、どうしても周りの意見に惑わされるので、どうにかしたいと思いつつも、それでも少しずつでもいいから自分が幸せになる選択をしていこうと思うのである。そして第二章では、やりたいことがない人は、やりたくない選択肢を消去していくことをすすめています。

 目の前にある選択肢から、どれをやりたいかではなく、やりたくないものからどんどん消去していきます。残ったものから「これならまあガマンできるかな」というものを選ぶんです。あーいいのいいの、完璧じゃなくて。これ正解とかないですから。

 繰り返しますが、「好きなことで生きていく」じゃなくて、「イヤなことで死なない」。そんなハードル高く設定しないほうが、後から絶望しなくてすむんです。

 巷では「好きなことで生きていく」ことを推す本が溢れています。好きなことで生きていく方法みたいなタイトルの本もよく見かけます。でも好きなことが見つからない、やりたいことが思いつかない人も案外多いと思うんです。その人たちはどうすればいいのか、それはやりたくないことを知っておくことなんじゃないか。著者は30歳にもなって、なにがしたいのかよくわからないと語っています。著者は最後の章でこうも書いています。

自分が決めたことなら諦められるけど、人に言われて諦めたなんて、死んでも死にきれません。

  自分が幸せになる生き方を知り、イヤなことで死なない。これがとても大切。 

権利

 「人間はみな平等」なんて言うけれど、本当に平等かというとそうではない。でもじゃあなにが平等なんだと言うと、権利なんですね。

 だいたい、不平等というときは、経済力の話なんですよね。

 権利はたしかに平等に与えられてるかもしれないけど、お金や環境は平等ではないんです。現代でいうと、そうですね、そりゃあみんなiPhoneの最新モデルを持つ権利はあるんです。でも権利はあっても、それを買って毎月の料金を払い続けるお金がない、って感じでしょうか。

(中略)

どんなに学校で教えられても、世の中は不平等、と心得ておきましょう。

 権利はみんな与えられている。けれどその権利を手に入れる環境やお金はみんなが与えられているわけではない。それが今の世の中。不平等なのは当たり前。そう思っていないと、なんでもかんでも自分にとって不平等と感じることに不平不満がたまってしまいます。不平不満を抱いても、どうにもならない。環境やお金を手に入れるか、諦めるか、二つに一つ。「権利」という言葉はあまり意識していなかったのでハッとさせられた文章でした。

何を食べているのか

 年収90万でなにを食べているのか。気になるところですが、やはりシンプル。昔ながらの日本食を食べているようです。玄米、おみおつけ、漬物。あれ、この3点セット。少し前に紹介した本でもおすすめしてたな。

家で料理をするのが苦手な人に読んでほしい本『一汁一菜でよいという提案』 - 本を熱いうちに読む

 お味噌汁に野菜ぶっこんで食べれば栄養素ばっちりだよというなるほど料理が面倒な人でも作れるなと思ったものですが、この年収90万円で東京ハッピーライフの著者も一汁一菜を実践しているようです。といっても、毎回この3点セットではなく、たまには外食もするし一品追加することもある。ただ基本はこの、ご飯・味噌汁・漬物だということ。「一汁一菜でよいという提案」でも、一汁一菜は「システム」であり「思考」であり「生き方」みたいなことが書いてある。

 料理が面倒なわたしも、この3点セットを実践していこうと思うが、つい外食に甘んじたりするので、まだまだ彼らのような境地にはいけないようだ。

生活水準の下げ方

①まず物欲を減らす

②工夫して生活する

③「欲しいもの」でなく「必要なもの」だけを買う

④週に最低何日働けばいいか逆算&実践!

 これまた当たり前の方法論な気もしますが、でも結局生活水準を下げる方法はこんなものしかないんですよね。お金の支出を減らすか、収入を増やすか。著者の場合はお金の支出を減らしたからこそ、年収90万円でハッピーライフを送ることが可能になっています。支出を減らせない場合、収入を増やせばいいのですが、むずかしい。

 生活水準の下げ方で一番大きく影響するのが家賃。シフトダウンしようと思っている人には、八王子、千葉駅以東、泰野周辺で探すのが得策と言っています。特に大学がある街は、一人暮らし向けの小さなアパートが多いとのこと。大学生に混ざりながら、ゆっくり生きていくのもいいかもなと思ったり。

 おしまゐ。

本日紹介した本

年収90万円で東京ハッピーライフ

年収90万円で東京ハッピーライフ

 
一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

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