本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』を読んで思う私の読書

 本日の一冊は「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」。

 2017年になってから、いやその少し前ぐらいから読書意欲が湧かず、本を読んでもブログで紹介したいと思うこともなく、本読めていないなと感じていました。そんな時は読書の目的を再確認するのがよいかなと思いまして、読書論に関する本を手に取ることにしました。その1冊目がこの「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」。これまで2万冊のビジネス書を読んできた著者が、読書をどうやってビジネスに活かせばよいのかを丁寧に説明した一冊。娯楽や消費の読書ではなく、投資の読書を目的としている人にはおすすめできる本です。

目次



「知っていること」と「知らないこと」

 著者は、読書には2種類あると言います。

すでに「知っていること」に深みをつけるか、「知らないこと」を身につけるか。

  本を読み始めたころは、興味がある分野でも知らないことばかりで、どんな本を読んでも知らないことがたくさん書いてあり楽しかったのですが、最近ではある程度の知識を持ってしまったがために、またこの内容かと思ってしまう本もあります。ですから、途中で飽きてしまったりしてブログにも書くこともないなと思い閉じてしまうことがあります。逆にいまだに知らないことが書かれている本は好奇心が出てきてすらすら読めるし、書き記したいと思うこともたくさん出てきます。といっても、興味がなければ好奇心もうまく出ないため、興味があることでまだ触れていない分野の本を読むのが最適なのですが、それを見つけるのが難しく、読書意欲が出ていない状況に陥っています。

本の面白さは関係ないのか

 この本の話に戻すと、著者は一冊の本から「一本の線」が引ければよいと言っています。その一本の線が鉱脈になると。ではどこにその一本の線を引けばよいのか。それをこの本は教えてくれるわけですが、まず前提として知っておくべきことがあります。

本の内容がおもしろいかどうかなど、あなたのビジネスには何の関係もない

ということだ。(中略)特に本書の「読書」は、目的をもって、のちのちのアクションにつなげるためのものだ。自分が楽しむために本を読むのではなく、自分がおもしろいと思う世界を広げたくて、本を読む。

 ここがこの本の重要なポイントで、この本はビジネス書であること、そしてビジネス書であるということは、仕事に活かすための本ということです。だから、本の内容がおもしろいかは関係ないと書かれているし、読書の目的はアクションにつなげるためとも書かれています。仕事に活かすための読書をしたいと考えている人には最適な考えですが、私のように気になる本を読んで知らない世界を知りたいというような欲を持った人とは考え方が違うのです。確かに仕事に活かすために読書をすることもあります。そういう場合にはこの本に書かれていることはとても重要で役に立ちます。が、私の読書の基本は気になる本を読んで知らない世界を楽しむこと。そして、この本もまたそういう自分とは違う目的で本を読んでいる知らない世界を教えてくれるので、非常に楽しんで読むことができたのです。

読む目的があれば一冊20分で読める

 著者は毎日3冊の本を読んでいるそうで、1冊20分で読むそうです。20分ですべて読めるわけがなく、著者はその本を読む目的をまず決めてその目的を達成することができるところだけを集中的に読む手法をとっています。これは著者が言う「一本の線」にもつながることで、一冊の本の中から一行、自分のビジネスに活かせそうな内容があればよいのです。

本を途中で挫折する

 一冊20分で読めればいいなと思う反面、20分どころか本を途中で読むのを諦める場合もあります。この途中で挫折することについて著者は2つの理由で良いといいます。まず一つは挫折するまでは本に対して能動的であったということ。読んで考える行為は脳を鍛えることになるため、受動的なエンタメ消費とはわけがちがうと。そしてもう一つがとても心に響いたので紹介したい。

 挫折には、もうひとつメリットがある。

 読めるところまで読んだことによって、「何がわからないのか」が明確になる。「ある高名な著者の名著を〇章の〇〇ページまで読んだが、どうしても△△についてわからなかった」という具体的な「わからない」部分に出会える。そこに線を引いておけばいい。この1本の線から、人生は動き出す。

  このわからない部分を専門家に会った時に尋ねると書いているが、そんな専門家といつ知り合えるのだと思ったりもするけれど、わからないこともいつかわかる日が来る。その日のために、わからないことに線を引き無意識のどこかにとどめておくことが大切なのである。残念ながらわからないなと思うところがこの本にはなかったが、というより読書論について知りたいなという目的で読んだため、一本の線をどこに引けばよいかについては読んでいない。本を読む目的は人それぞれであるということを知ることができた一冊。ビジネス書が大好きな人もそうでない人にも、おすすめできる本でした。

 ここまで書きなぐるかのようにすらすら書いてきましたが、私にとって読書とは、知っていることを深めるというより、知らない世界を一から知ることの方に重きが置かれているなと感じました。興味がある分野は何冊か読んでしまったため、その分野の本を読んでも好奇心がわかないのは、浅い知識を身に着けてしまったからでしょう。そこから深い知識を知ることについても好奇心がわけばよいのですが、深くなればなるほど難しくなっていくので、好奇心があっても途中で挫折するばかりだったのかもしれません。ここはひとつ、まだ読んでいない知らない分野の本を手に取っていこうかと思います。本記事は以上となります。お読みいただきありがとうございました。

 おしまゐ。

本日の一冊

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

一流の人は、本のどこに線を引いているのか