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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

家で料理をするのが苦手な人に読んでほしい本『一汁一菜でよいという提案』

健康

本日の一冊は「一汁一菜でよいという提案

 さて、家で料理を作る場合、最初に困るのは"何を作るか"だろう。特に毎日料理をする場合は、一日一日の献立を考えるのが非常に大変だ。とりあえずご飯とお味噌汁にもう一品・・・なんて考える人も多いと思う。しかし、この本がすすめるのはご飯とお味噌汁の2品が基本にあればいいという点だ。そしてこの味噌汁にとにかくなんでも入れて食べる。具たっぷりの味噌汁とご飯を食べれば問題ないんだよということをこの本は教えてくれます。

一汁一菜の基本

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 一菜はどこにいったんだと思われるかと思いますが、昔は菜(おかず)を用意できる庶民の家は少なく、漬物が代わりになったといいます。つまりご飯、味噌汁、漬物がこの型となります。といっても漬物の代わりに納豆や梅干しでもいいというようなことが書いてあり、あくまでスタイルであってこだわりすぎてはいけないとも著者は言います。

 こだわりすぎてはいけないと分かるのがp76にある「一汁一菜はスタイルである」の項目。最初にこう書かれています。

一汁一菜を続けるとなれば、洋食は食べられないのでしょうか。パンは食べられないの、パスタはどうなの、と思われるかもしれません。一汁一菜という提案は、なにもストイックな健康法を目指しているわけではありません。私自身、パンも食べますし、洋食も中華もおかずにして食べています。

 ではどうやって食べているのか。それはご飯の代わりをパンやパスタにするというもの。こだわりを捨てるとはこういうことなのかもしれません。著者は味噌汁だけは毎日飲もうと考えているようで、本書には数多くの味噌汁がカラーページで紹介されています。どれも具だくさんで確かにこの味噌汁いっぱいで栄養とれるなと思います。先日、マツコ有吉の怒り新党でも味噌汁の具についてやっていましたが、どれを食べてもなんだかんだ合うと言っていました。味噌汁はそのぐらい最強ということです。

お膳

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 著者は1人で食べる場合が多い方には、お膳を使うことをおすすめしています。

お膳をすすめるのは、お膳の縁が、場の内側と外側を区別して、結界となるからです。机の上が散らかっていても、お膳の中はきれいです。すると、一人で食べる食事にけじめがついて、気持ち良く、食事がだらしなくなりにくいのです。お膳を使えば、きちんと食事することに、楽しみが見つかると思います。

 お膳を使っても使わなくても重要なのが一汁一菜の型で、きれいな三角形を整えることが基本となるそうで、ご飯は左、味噌汁は右側に置き、漬物は向こう側に配置します。お膳の場合にはこの三角形がきれいに見える丸いお膳を使うのがよさそうです。

生き方

 著者は一汁一菜を以下のように考えています。

一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。一汁一菜とう「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。

 ここまでくると宗教のようなものを感じますが、ご飯と具だくさんの味噌汁の2品でも立派な食事となるということを意識できると、食事を準備するのが億劫な人でも味噌汁ぐらいなら作れるなと思い、料理をすることができるのではないかと思うわけです。この本を大学生の時に読んでいたら、もう少し自炊していたかもしれないなと思うのでした。といってもこの本、2016年10月発売なんだけど。

 おしまゐ。

本日紹介した本

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案