本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

カラの湯船に入ろう‐『自殺しないための99の方法』‐を読んだ

 

本日の一冊は「自殺しないための99の方法

 タイトルにもある通り、自殺しないための方法が99通り紹介されている本。「会社に行かない」「ひとりごとをつぶやく」「料理をする」といった具体的な行動から「言い訳はしない」「決めない」「将来のことを考えない」などの考え方についても書かれている。自殺を考えてしまう思考回路を変えるためには違うことを考えるのが一番。この本はその違うことを教えてくれる。ここでは、気になった方法をいくつか紹介する。

04 見守る

他人とは恐れたり恨んだり妬んだりする対象ではなく、ただ単に一所懸命に生きているだけの人間

 周囲の人たちも一人の人間で自分のことで必死だったりするもの。他人を気にしすぎてしまうと疲れてしまうから「自分の中の他人」を大きな存在にしないようにと書かれています。自分の命を大切に、この人生を生き抜くことが大切だからあまり他人を意識せず、ただ他人がそこにいるんだという程度に見守るのがいいのでしょう。特に単に一所懸命に生きているだけの人間というのは他人の目線を気にしすぎる人には良い視点です。

61 自分の代替が存在することを認める

「自分の代わりはいくらでもいる」

 自分の変わりがいるという事実を認めてしまうと、じゃあ自分はいらない存在なのではとネガティブ思考になってしまいそう。ただ自分がやらなければいけないと思いつめている人には必要な考え方なのでしょう。自分の代わりはいくらでも存在しますが、自分という存在に代わりはいないことを意識できるといいな。

69 カラの湯船に入る

 本書の表紙に描かれているイラストはこのカラの湯船に入るについてのイラスト。人間は落ち込んだりすると、同じ思考をしてしまいます。その思考を変えるためには視点を変えることが必要。そのための方法がこのカラの湯船に入ること。このカラの湯船に入るは家にいればいつでもできますし、日常から非日常にうつれるような気がして、これは使えそうだなと思った行動の一つ。実際に昔、服を着たままカラの湯船に入ったことがありますが、浴槽ってこんなに深かったんだと気づかされました。ぼーっとしたい時にもこのカラの湯船に入るのはよさそうなので、自殺云々ではなく何か気持ちを落ちつかせたい時は入ってみるとよいでしょう。

80 「飽きるタイミング」を見つける

 99通り中80以降は第3章「自殺しない未来をつくる」方法が紹介されています。その最初にあるのが飽きるタイミングを見つける。

次は自殺しない未来を手に入れる段階に移りましょう。まずは家にいることに飽きましょう。「外に出るぞ」と決意するのではなく、「家にいるのもそろそろ飽きたな」と思えるタイミングを見つけるのです。

 家に引きこもってテレビやゲーム、読書をしていてもいつかは飽きるもの。その飽きるタイミングで外に出てみる。そうして新しい行動や思考ができる。引きこもりの人に必要な考え方かもしれません。といっても飽きなければいけないわけで、飽きることを意識してしまうと逆効果でしょう。普段通りに生活しつつも飽きたなと思えるようになるといいですね。自分も読書に飽きる時があって数週間一冊も読まない時期がありますが、そうやって飽きてハマって飽きてハマってをくり返したりするのが普通なのかな。今はまた読書欲が出てきたので本を読んでるだけで、また少ししたら読書に飽きるんだろうなあ。

 自殺しないための方法とありますが、ストレス社会に生きる人たちに必要な考え方がいくつも紹介されていて、自殺しないであろう人たちにも読んでほしいです。

 おしまゐ。

本日紹介した本

自殺しないための99の方法

自殺しないための99の方法