読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

第4のチョコ「ブロンズ」 『チョコレート語辞典』

本日の一冊は「チョコレート語辞典

 チョコレートにまつわる言葉がまとめられた一冊。キットカットやガーナチョコレートなどの商品から、チョコレートのエピソードがある人名、銅やナトリウムなどチョコの成分などが載っています。たとえば、キットカットの場合。このような説明がされています。

キットカット【Kit Kat】

1935年、イギリスのロントリー社から"職場に持っていけるチョコレート"として『キットカット』の前身『チョコレート クリスプ』が発売されました。1937年に『キットカット』に名前を改め、1988年ネスレが製造・販売を引き継ぎました。日本には1973年に上陸し、1989年から国内工場での製造がスタート。定番のミルクチョコレートだけでなく、さまざまなフレーバーやご当地キットカットがつくられるようになりました。

p.64

 キットカットは最初からネスレが製造販売しているのかと思っていましたが、前身があるようですね。初めて知りました。この記事ではこのように知らなかったチョコレートの話をいくつか紹介します。

たくあんチョコ

 山形県にあるお漬物や郷土料理の老舗が出している「たくあんチョコ」というものがあります。

え、あの黄色いたくあんとチョコレート? とびっくりしますが実は、一般的な黄色いたくあんにチョコレートかけているのではなく、"砂糖漬けした大根"にチョコレートをかけているもの。

p.93

 実際の商品がこちら。

http://yamagata-bussan.co.jp/pic-labo/taku_cho.jpg

参照:たくあんチョコレート 夢 山形県観光物産会館 ウェブショップ 「やまがた物がたり」

 一般的なたくあんというと黄色ですが、このたくあんチョコは色が白いです。説明を見ると、砂糖のほかにレモン果汁にも漬け込んであるようで、酸味と甘味がマッチしているのでしょうか。チョコの様変わり商品というと、柿の種チョコやロイズが出しているポテトチップチョコレートなどが思い浮かびますが、まさか大根とチョコを合わせるとは鋭い発想です。たくあんというとご飯のお供ですが、このたくあんチョコレートはいつ食べるのがよいのだろうか。ティータイム?ご飯のおとも?ご飯にチョコはさすがに合わないか。

ヴァローナ【VALRHONA】

 1922年創業のフランスのチョコレート会社「ヴァローナ」。専門家向けのチョコを生産し、一流菓子職人たちに支持されている会社だそうですが、このヴァローナが新しく出したチョコが気になりました。

また最近では、ブラック、ミルク、ホワイトに続く、4番目のチョコレートとして世界初の『ブロンド・チョコレート』を発売。ビスケットやショートブレッドの風味や、ほのかな甘味、最後に感じられるわずかな塩味が特徴。チョコレート界の新星として注目されています。

p.43

  ブロンドチョコレート。初めて耳にする名前ですが、そのブロンドチョコレートがこちら。

https://www.valrhona.co.jp/img/choco_blond.jpg

参照:チョコレート | ヴァローナ ジャポン株式会社

 確かにブラック、ミルク、ホワイトの3種類とは違った色合いの見た目。近いのはキャラメルチョコのような色合いでしょうか。ホワイトチョコを制作途中、焙煎する焙炉に10時間ほど放置してしまったところ、ブロンド色に変化していたことからこのブロンドチョコレートが作られたとか。

 Amazonでは1kgの大容量タイプが、楽天では200gの小売りタイプが販売中です。


 

奴隷

 本書には「奴隷」という言葉も紹介されています。どういうことでしょうか。

マヤ、アステカでは、カカオ豆は貨幣として用いられるほど貴重でした。『チョコレートの真実』(英治出版)によると、マヤでは、奴隷の価格は1人100粒、七面鳥は200粒、人夫の日給は1日100粒とか。奴隷は100粒で、七面鳥の半額、人夫の日給と同じというのは驚きです。 

  カカオ豆が貨幣として用いられるのも驚きですが、やはり奴隷の価格が1人カカオ豆100粒というのは衝撃が大きい。今も世界のどこかでは人身売買が行われていると聞きます。世界中の人がチョコをおいしく食べられる時代がいつか来るといいな。

 おしまゐ。

本日紹介した本

チョコレート語辞典: チョコレートにまつわることばをイラストと豆知識で甘~く読み解く

チョコレート語辞典: チョコレートにまつわることばをイラストと豆知識で甘~く読み解く

 

関連本

チョコレートの真実

チョコレートの真実