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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

あなたの料理はイギリスかフランスか 『料理でわかるヨーロッパ各国気質』

人生 雑学

 

本日の一冊は「料理でわかるヨーロッパ各国気質

 

「ヨーロッパ各国気質」シリーズ第3弾でしょうか。

1作目は「こんなにちがう ヨーロッパ各国気質 32か国・国民性診断 」、

2作目は「ニュースでわかるヨーロッパ各国気質 」 と、国民性、ニュース、そして今回の料理ということで、2年おきに発売されているので、2年後にはまたなにかしらのヨーロッパ各国気質が発売されていそう。

イギリス

イギリス料理はまずいと言われる。

イギリス料理を笑ったジョークは尽きない。たとえば、「この世の天国とは、コックはフランス人、警官はイギリス人、技師はドイツ人、銀行家はスイス人、恋人はイタリア人」。一方、「この世の地獄とは、コックはイギリス人、警官はドイツ人、技師はフランス人、銀行家はイタリア人、恋人はスイス人」で、イギリス人のコックは最低と揶揄される。

 

どうしてイギリス料理がまずいかというと、理由は調理法にあるらしく、野菜やパスタを長時間茹でたり、油で真っ黒になるまで揚げたり、肉は焼くだけ味付けなしというおざなりなものらしい。この調理法が基本になったのにはきちんとワケがある。

食材本来の風味や食感が失われるほど加熱するのは、産業革命の時代に不衛生な環境下で病気が蔓延したとき、医師が病理学上の見地から料理は長時間加熱するよう徹底したことが、現在に至る伝統として定着してしまったようだ。

 病気から体を守るための調理法だったのだ。しかし、今や衛生上の問題はあまりないだろう。それでも味が変わらないのだから、伝統というのは恐ろしいものである。

 話はそれるが、焼肉はきちんと焼きたい人で、さすがに真っ黒になるまで焼いたりはしないが、人より長く焼く。だから、誰かと焼肉に行くと、まだ焼いている途中なのにとられてしまうことがある。「どうしてとらないの」と聞かれるが、私の中ではまだ焼いている途中なんですけど。こういう考えを極めていくと、イギリス料理になっていくのだな。

6つしかない家庭料理

  英国紙が、家庭に「普段どんな料理を作っているか」とアンケートしたところ、なんと98%の家庭が「6つのメニュー」しか作っていないという事実が判明しました。その6つの料理がこれ。

 

1.ローストチキン

http://kitchen.delonghi.co.jp/public-data/kitchen-recipe/2/146/files/lemonroast_m.jpg

出典:レモンローストチキンのレシピ紹介 | デロンギ・キッチン公式サイト | De'Longhi

チキンを買ってきてオーブンで焼くだけ。という超シンプル料理。さすがにローストチキンがまずいことはないでしょう。 ただし、焼くだけのローストチキンを料理と称していいのだろうか。

2.スパゲッティボロネーゼ

http://portal.nifty.com/koneta05/11/14/01/img/03.jpg

 出典:@nifty:デイリーポータルZ:スパゲッティの缶詰があった

イギリスのスパゲッティは15分以上煮込むらしい。そんなまさかと思うが、イギリスのスーパーでは、麺とソースが一緒に入ったスパゲッティの缶詰が売られているそうだ。それが上の画像なんだけど、麺太すぎませんか。これはさすがにおいしくなさそう。

3.炒め物

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-cd-1c/petitmgrandb/folder/809192/27/53451827/img_0?1206782498

 出典:イギリスの昔の家庭料理、バブル&スクイーク ( 食べ物 ) - フランス ブルターニュ地方のアンティーク雑貨屋さん日記 - Yahoo!ブログ

炒め物とはざっくりな言葉ですが、代表的な炒め物が上の画像にあるバブル&スクイークという料理。刻んだ野菜とポテトをフライパンで炒める簡単料理。こちらもおいしそうだけどね。どうなのでしょう。

4.ソーセージのマッシュポテト添え

f:id:aritsuidai:20161025092628p:plain

出典:イギリス*イギリス 2日目。 :: ゆるり。× KAKERU*|yaplog!(ヤプログ!)byGMO

ソーセージはうまいだろ。と私は思うのだが、イギリスのソーセージは一味違う。なにが違うかというと、ドイツのソーセージは肉を100%使用しないと法律違反だそうだが、イギリスのソーセージは、パン粉が混じっているそうだ。画像を引用したサイトにもこう書いてある。

イギリスのソーセージってパン粉がたくさん入ってるって読んでいたけども、ホントにフガフガした感じで日本で普通に食べてるソーセージやフランクフルトみたいなみっちり感を想像すると、ちょっとあれ?って感じ。
でもこれはこれで別のたべものとしておいしいのです

引用元:イギリス*イギリス 2日目。 :: ゆるり。× KAKERU*|yaplog!(ヤプログ!)byGMO

 別のたべものとしておいしい。ソーセージとして認識するのは難しいらしい。怖いもの見たさで食べてみたいものだ。

5.カレー

http://www.sbfoods.co.jp/pict/recipe/04658_L.jpg

出典:チキン ティッカマサラ | S&B エスビー食品株式会社

カレーといっても種類がある。イギリスで人気のカレー料理は、「チキンティッカマサラ」と呼ばれるイギリス発祥のインド料理。こちらはおいしそうですね。もともとチキンティッカと呼ばれる料理があり、自由に味付けしたがるイギリス人がカレーソースをつけて注文したことで誕生した。これはおいしいでしょう。食べたことないけど。

6.ポークチョップ

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/1d/6fefd753a1ab473233b928d6630b70c8.jpg

 出典:マナゴ・ホテル<Manago Hotel>の美味!ポークチョップ。 - Ali'i Drive Breeze

 豚肉をオーブン入れて焼くだけ料理。焼いてできるなら簡単でいいと思うのだけど、この本は否定的な感じで書かれています。確かにお湯いれてカップヌードルつくっても料理と言えないしなー。

 さて、これら6つがイギリスの家庭料理。うち二つはオーブンで焼くだけじゃないかと思うのだけど、それでいいらしい。簡単でいいね。

フランス

世界三大料理の最高峰に位置するフランス料理は、1533年にイタリアのメディチ家のカトリーヌ・メディシスが、のちの国王アンリ二世にお輿入れしたことに始まる。

フランス料理がここまで成長した一つの理由にはフランス革命がある。フランス革命によって、王侯貴族に雇われていた料理人は職を失った。生きてゆくために、料理人と再就職したり、お菓子屋、レストランなどの新ビジネスに挑戦した。その結果、革命前には50軒しかなかったレストランは、19世紀ごろには3,000軒になっていた。王侯貴族が食べていた料理を市民が食べることができるようになったは大きかったのではないか。

地方料理

イギリスのように、6つの家庭料理しかない。という項目はなく、代わりに地方料理をいくつか紹介しているので、その中から気になったものをいくつか取り上げておく。

1.舌平目のムニエル

http://nichiiro.com/wp-content/uploads/2015/03/8008690464_c6e30bc296_z.jpg

出典:フランス料理の代表はこれ!美味しいフランス料理と言えば! | にちいろ

ルイ14世の時代に人気が高かった舌平目のムニエル。パリの地方料理であり、他にジブエ料理がある。

2.コック・オ・ヴァン

http://blog-imgs-41.fc2.com/g/a/b/gabee/IMG_0376.jpg

 出典:鶏の赤ワイン煮 コックオヴァン ~材料の準備~ - 成田発 It's My Style!

コック・オ・ヴァンは、牛肉を赤ワインで煮込んだもので、スペインの東北、ブルゴーニュ地方の料理。この地方の料理で忘れてはならないのが「エスカルゴ料理」。著者はカタツムリをこう語る。

現地で食べると、なぜかカタツムリが貝の一種に思えてくるから不思議だ。 

ほんとうだろうか。

3.ラタトゥイユ

http://4.bp.blogspot.com/_O6ktYS9-ZCw/TNlQqGWEFVI/AAAAAAAAARQ/f2lzg4cPqBo/s1600/ratatouille2.jpg

出典:まるで一つの物語のような――ラタトゥイユ ratatouille - Entre la poire et le fromage

 ラタトュイユは、地中海を臨むプロヴァンス地方の料理。この地方の料理は、南イタリアやスペインのカタルーニャ地方に似た、トマト、オリーブオイルを多用した魚介類料理が多い。ラタトュイユもその一つで、これはうまい。食べたことあるかわからないけどうまいってことだけはわかるぞ。

まとめ

 イギリスとフランスの料理を見てきた。これらの料理を作ることができれば、あなたは今日からイギリス料理人だし、フレンチシェフだ。最後にオランダの章にあった一文を引用しよう。

ラテン系のフランス人が「食べるために生きる」のに対して、ゲルマン人とりわけオランダ人は「生きるために食べる」。

みなさんはどちら派だろうか。私はもちろん食べるために生きるです。

 

おいしいもの食べたい!

※料理画像はイメージです