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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

見るんじゃない、観察するんだ。 「FBIプロファイラーが教える「危ない人」の見分け方 」

 

人々は見ているが観察していないのだ。

 

本日の一冊は「FBIプロファイラーが教える「危ない人」の見分け方

 

本書は危険な人格を、ナルシシスト、情緒不安定、パラノイアプレデターの4つにわけ、それらの一つ一つ説明いく内容となっている。

 

特に、それぞれの人格の章の最後にはチェックリストがあり、ある人物が危険な人格なのかチェックするのに役立つ。まあそれだけ見ると、よくある本なのかもしれないが、このチェックリスト、1つの人格に対して100以上の項目が存在する。

 

100以上ある項目を1つ1つ当てはめて考えることによって、その人物がどれほど危険な人格を有しているのかがわかるので、もし身近にちょっとこの人危ないかもという人がいるならば、チェックリストを試してほしい。

 

今、私の周りに危険因子は見当たらない、もしくは気づいていないので、誰かを当てはめて考えることはなく、4つの人格も、なるほどねーぐらいの気持ちで読んだ。

 

冒頭で引用した、「人々は見ているが観察していないのだ」は、最後の章にある身を守るための一つ、観察するに書いてある一文。

 

凶悪な犯罪が起きた時、近隣住民は「いい人だった」と答える。危険な人格を持つ人は、善良に見える生き方をする。目的を達成するために、嘘をつき欺く。その善良や優しさを観察しなければいけない。

 

私はまだ小さいころに母から、見返りを求めてやさしくする人は、ほんとうに善良な人でもやさしい人でもないと教えられた。その後ギャヴィン・ディー=ベッカーから、同じ意味の「やさしさは善良さと同じではない」という言葉を教わった。これらのちがいをよく認識し、子どもたちにもこの大切な教訓を教える必要がある。やさしさはあらわれたり消えたりし、利己的な理由で表現できる。善良さは心からのもので、その人の本質的な性格の一部になっている。

 

その人が、心からの善良で振る舞っているのか、見返りを求めた優しさで振る舞っているのか、私たちはただ相手を見るだけでなく、観察しないといけないのだ。

 

おしまい。

 

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