本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

人の行動は「状況」「性格」「夢の実現」で変わる 「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 」

 

本日の一冊は「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

 

今年もっとも読むべき1冊らしいですよ。

 

この本にはいくつかのテストが載っています。

試験のテストではなく、検査のテストです。

 

セルフモニタリングテストや、性格がわかるビッグファイブテスト。このテストから分かる自己についての解説が詳しく書いてあり、自分を知ることによって変えていこうみたいな内容でしょうか。

 

セルフモニタリング-状況と性格

 

セルフモニタリングとは、いわゆる空気読めみたいなことでしょう。

 

セルフモニタリングが高い人は、人からどう見られているかを気にし、状況に合わせて振る舞います。低い人は、人からどう見られているかを気にしないので、状況ではなく自分の価値観に従います。

 

人を動かすのは「状況」か「性格」かということですが、このセルフモニタリングの有効性は証明されているそうで、こんな質問があります。

 

ステーキを食べるとき、塩を振る前に、最初の一口を食べますか?それとも、一口食べた後に、塩を振りますか?

 

いかがでしょうか。セルフモニタリングが高い人は、塩を振る前にステーキを一口食べる傾向が、低い人は塩を振ってから食べる傾向があるようです。なぜこのような結果になるのでしょうか。

 

セルフモニタリングが低い人は、自分好みの塩味をよく知っており、セルフモニタリングが高い人は、状況に従う(ステーキの味によって行動を決める)からです。

 

また、自分について語る時にも違いがあるようで、セルフモニタリングが高い人は、身体の特徴や地位、役割など目に見える特徴・属性をあげますが、低い人は、価値観や趣向、性格をあげる傾向があるそうです。

 

そしてもう一つ、友人に誘われた時にどう反応するかにも違いがあるようで、セルフモニタリングが低い人は、誘ってきた人の評価に応じて出席するか否かを決めます。対して高い人は、「他に誰が来るのか」「パーティはどういう形式か」「目的は何か」などを知りたがるそうです。

 

セルフモニタリングの章では、自分を知るより、周りの人のことについて、あーあの人はセルフモニタリング高いなーなんて考えながら読むと、より深く知ることができるのではないでしょうか。

 

 

 

別人のキャラクターは潜在的な特性

 

「第3章 別人を演じる」では、自己のキャラクターの話が取り上げられています。その中で、普段のキャラクターからかけ離れた行動をすることを、「キャラクターから出た行動」と呼んでいます。そのままやんけ。

 

たとえ話として母親の行動が挙げられています。母親は娘の6歳の誕生日パーティを開くため、娘の友達を招待します。内向型の母親は娘の誕生会を素晴らしいものにしたいと考えていますが、誕生会を取り仕切るのは気恥ずかしいと考えています。しかし、母親は取り仕切り、子供たちは楽しみました。

 

この母親は、いつもと違う自分を出しましたが、それは娘への愛情から生まれた「潜在的な特性」の表れであると著者は述べています。

 

つまり、キャラクターから出るということは、「普段とは異なる行動をとる」と同時に「潜在的な特性を表に出す」ことでもあるのです。自分にとって非常に大切なプロジェクトを実現するために、です。

 

この普段とは違うキャラクターを演じたり出したりすることはストレスを伴います。そこで、本来の自分に戻れる場所を見つけておけよとあるわけです。

 

自分の場合は個室トイレに入るとかなり落ち着きます。

友人と遊びに行くときも、ずっと一緒にいると疲れてきます。そこで、個室トイレに入って数分ぼーっとします。そうすると、落ち着きを取り戻せます。

 

接続された個人主義

 

SNSについても触れられている本書ですが、トロント大学のバリー・ウェルマンは、インターネットと人間関係についての研究を行ないある考えを提唱しています。

 

技術の進歩によって「接続された個人主義」と呼ぶべき「新たな人間関係」が誕生していると提唱しています。これは、現実世界ではほとんど関わりのない人々が、仮想世界でつくりあげる人間関係です。

 

今でも言われることですが、インターネットは現実世界の人間関係を希薄にして、人々を孤独にし、幸福感を損う一面があります。しかし、この接続された個人主義という新たな関係の時、仮想世界でのつながりは生活の質を向上させるのです。

 

「接続された個人主義」について本書ではあまり触れられていませんが、気になるワードでしたので最後に引用しました。

 

 

 

自分の価値を最大にする講義を受けて思うのは、自分というキャラクターを決めつけず、柔軟な行動をすることが高見に行く方法ということです。

 

おしまい。