本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

リサイクルと節約 「間違いだらけのエコ生活 」

 

本日の一冊は「間違いだらけのエコ生活

 

本当のエコとはいったい何なのか。そんなことを考えさせられる一冊。

 

アマゾンレビューの中に、この著者の他の本に書いてあることと内容が似たりよったりで、内容がリサイクルされているみたいなことが書いてあり、なるほどうまいなと感心しました。

 

リサイクルとペットボトル

 

 さて、リサイクルとはそもそもなんでしょうか。

 

ここでいうリサイクルとは「社会にいったん出して、また製造し直す」ということです。自分の家で繰り返し使うのは、リサイクルとはいいません。単に「まだ使えるからもったいない」というだけです。 

 

この「また製造し直す」というところが中々の強敵で、本来ならば一から製造するよりも、この製造し直す方のコストが安ければ、リサイクルは企業にとっていいのですが、製造し直す方のコストが一から製造するより高いとなると、リサイクルをするより一から作ったほうがいいじゃないかとなるわけですね。

 

例としてペットボトルがあげられていて、石油から新しいペットボトルを作る場合、1キロのペットボトルをつくるために、2キロの石油が必要になります。

 

そして、リサイクルをして1キロのペットボトルを製造し直そうと思ったら、なんと3.5キロの石油が必要になってしまうのです。

 

2倍と3.5倍。リサイクルより一から作った方がコストが安くていいですね。

 

そんなわけで、ペットボトルのリサイクルはあまり進んでおらず、むしろリサイクルという言葉を盾にペットボトルの大量生産・大量消費が問題となっているとまで著者は述べています。

 

 

 

本当のエコ

 

田舎暮らしはエコ生活なのか、という問いに著者は、遠く離れた山中に一軒だけある家の場合、その家のためだけに電線や下水道の配管をしなければならず、送電ロスが生じるためそれはエコなのかと述べています。

 

つまり本当のエコ生活とは、質素で正直な生活を送ることなのです。

 

「リサイクル」より「節約」ということですね。

 

ただ、将来枯渇するであろう資源に関しては、節約ではなく有効活用していくべきだとも述べています。

 

石油があるうちに日本がすべきことは、節約ではなく、反対に「石油をどんどん使って新しい技術を開発し、新しい日本をつくる」ということです。

 

日々の生活で節約することで満足を得る人ならば、それでいいのかもしれませんが、新技術を開発するのにコストを抑えすぎてしまうと、上手くいかない時もあると思います。

 

要は使うモノを考えるべきということでしょう。

 

夏の冷房でも、冷房代を抑えて使わずにいた結果、熱中症で病院行きになると医療費が冷房代より高くなってしまいます。

 

何を使うか使わないか考えてモノを使うことが節約の第一歩ではないだろうか。

 

資源というものは、節約するものではなく、積極的に使い、次世代の富を築くものなのです。

 

最後の章では「こころ」の話が出てきて、あれエコの話をしていたのではと思ってしまいますが、モノを使うのは人間ですから、人間の価値観や倫理観を大事にしようということでしょうか。

 

まあリサイクルと節約の違いは大事だなって思いました。

 

おしまい。