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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

カメはウサギが寝ることを知っていた? 「朝起きられない人のねむり学 一日24時間の賢い使い方 」

 

ヒトは寝て食べて出して初めて脳も身体もそして心も活動が充実する昼行性の動物です。

 

本日の一冊は「朝起きられない人のねむり学 一日24時間の賢い使い方

 

睡眠外来では朝起きれない、夜眠れないなどの悩みを持った若者が多く来るそうで、彼らに寝るということはどういうことか説明するために、まとめられた本。

 

つまり学生に読んでほしい一冊。

 

外来患者の事例から始まり、睡眠の基礎・応用と章分けがある。

 

よく動き、よく食べ、よく眠る

 

著者は、眠りの乱れがある場合には、スリープヘルスとして大切なポイントを6つまとめています。

 

1.朝の光を浴びること

2.昼間に活動すること

3.夜は暗いところで休むこと

4.規則的な食事をとること

5.規則的に排泄すること

6.眠りを阻害する嗜好品・過剰なメディア接触を避けること

 

朝起きたその時から夜寝る準備は始まっているということを意識してほしいとのこと。

 

寝る準備と言うと、夜になってから、または布団に入る数時間前の行動しか意識してませんでした。この朝起きた時からというのは、朝起きた時、人間の体温は低いわけですが、昼になっていくにつれて体温は上がり、そして夜になっていくと体温は下がっていきます。そうして眠気がやってくるわけですが、朝日を浴びないと体温調整がうまくいかず、寝れなくなってしまうのです。

 

その1日をぐっすり眠るために、その1日の朝から準備をする。そう考えると快眠するのってとても大変なんですね。

 

 

 

カメとウサギ

 

若者向けに書かれているのか、それとも私が他の睡眠に関する本を読み過ぎているのか、目新しい内容はあまりないのですが、付録と題して「うさぎとかめ」の裏読みがおもしろかったので紹介します。

 

かめは爬虫類、変温動物で、基本的に昼行性です。一方うさぎは「うさぎうさぎなにみてはねる、じゅうごやおつきさんみてはねる」の歌からもわかるように、夜行性とはいえないまでも昼行性ではなく薄暮性です。このレースは昼間に行われたようです。もしレースが夜なら、カメは動けず勝てるはずがありません。また薄暮性のうさぎは昼寝をする習慣があるのです。これらのことを知ってカメは昼間のレースに持ち込んだのではないか、という解釈です。

 

ウサギとカメというと、過信しすぎてはいけないや地道な努力は報われるなどの教訓があるわけですが、この解釈のカメは相当頭がきれますね。

 

己を知り、相手を知り、自分が勝てる土俵で戦う。

 

この記事の最初に引用した「ヒトは~昼行性の動物です」という一文ですが、このウサギとカメの解釈から考えるに、人間が昼行性の動物であることをもっと自覚して生活していくことが、日々を充実させ、物事を成功するためには不可欠なんだということでしょう。

 

おしまい。