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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

誘惑は1日1000回以上 「なぜ「つい」やってしまうのか 衝動と自制の科学 」

 

ここまで衝動の本質を理解するために探求を続けてきたが、すべての研究結果から何がわかるだろう? 確信をもって言えるのは、次の4点である。

 

本日の一冊は「なぜ「つい」やってしまうのか 衝動と自制の科学

 

衝動と自制の科学とあるが、この本の内容は衝動に関する本がほとんど。

 

脳科学、恋愛、過食、買い物などの衝動について書かれている。

 

最終章では、自制についてまとめられていて、ある実験では1日に1000回以上の誘惑があることが分かっています。

 

心理学者ウィルヘルム・ホフマンは、205人にポケットベルを渡し、自制心を発揮しなければならない機会が1日あたり何回あるかを調査した。(中略)7日という期間の間に、約8000の誘惑があったことが記録された。

 

朝起きて寝るまで、たくさんの誘惑があります。ちなみに、本書では自制心をこのように定義しています。

 

自制心とは、望んだ目標を達成するために、自らの言葉や行動を修正する能力である。一般的には、社会的・文化的に規範となっている価値観、道徳心、理想、期待に行動が適合するよう努めることを意味する。

 

自制心は筋肉のようなものだとも書かれていて、自らをコントロールする力は消耗されていくようですね。

 

冒頭で引用したのは最後に書いてあるまとめですが、その続きが以下になります。

 

1点目。衝動は誰にでも起こるが、個々の衝動はそれぞれに特徴がある。(中略)

2点目。自制心とは限りある資源であり、急速に消耗してしまうものだ(中略)

3点目。衝動とは、短期的な欲求充足に方向づけられた、誘惑をもたらす刺激への原始的な快楽反応である。(中略)

最後に4点目。衝動はシステムI思考の産物であるため、ほとんどが努力を要さず実行され、たいていは発生した行動にわれわれは気がつかないままである。

 

自制心は限りある資源、にもかかわらず1日1000回以上も誘惑があれば、どんどんその自制心は消耗され、自制することが難しくなってくる。

 

そのためにも、自制心を大きく消耗しないよう、自分を意識的にコントロールしなくても、無意識のうちに誘惑から遠ざかれるようになれるといいのだけど、なかなか難しい。

 

買い物で欲しいものがあったときは、「考える」と自分に言い聞かして、まずはその商品から物理的に遠ざかるといいらしい。

 

情熱な自分がいることを認め、冷静な自分になれるよう行動していきたい。

 

おしまい。