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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

温度、赤、匂いに影響される人たち 「赤を身につけるとなぜもてるのか? 」

心理 環境

 

 

本日の一冊は「赤を身につけるとなぜもてるのか?

 

色彩心理についての本かと思ったら、認知心理全般の本でした。温度や重さ、光、匂い、色などの認知について様々な研究結果とそれを応用するどどうなるかを一般人にもわかるよう丁寧に書かれています。

 

冷たいものより温かいもの

 

第1章には温度の話があり、温かい飲み物を持つと、人物評価で温かみを感じる度合いが増したり、温かいものを持つと気前がよくなる研究が紹介されています。 

 

これをうまく使って、交渉時に温かい飲み物を飲ませれば、うまくことが運ぶかもしれません。そして、ユニークな視点があったので引用。

 

温度の変化が人間の心理と行動に影響を及ぼすことは、よく知られている。よく晴れた暖かい日は、人は陽気な気分になる。しかし、暑すぎると、人は攻撃的になり、犯罪が増える。(中略)

環境的な要因は、私たちの心理と思考に強い影響を及ぼしている。その意味で、雑談で天気を話題にすることには、実は大きな意味があるのかもしれない。「この天気、どう思います?」という問いかけは、「いまの精神状態は?」と礼儀正しく尋ねているのと同じことだともいえる。

 

確かに天気の話をすると、「暑すぎてイヤだ」、「このぐらいの温かさは快適だね」、「寒すぎてつらい」など精神状態を聞くことができます。

 

温度だけで人の気分が決まるわけではないですが、暑さ寒さで、印象が変わる研究結果もありますし、うまく温度を使いこなしたいなと思いますね。

 

とにかく相手に程よい温かさを感じさせることが大切なのかなと思ったわけですけど、これからの季節、夏になれば程よい温かさを維持できるのでしょうか。

 

赤色を見ると成績が落ちる

 

第4章には赤について色々な研究結果が書かれています。

 

研究の一つに、赤色を見ると成績が落ちることを見つけたものがあります。被験者を3つのグループにわけ、問題を解かせました。この時、3つのグループの違いは、受験者番号の数字の色のみ。数字の色は赤、緑、黒。被験者には数字の色をしっかり見るよう指示しています。

 

さて、結果は驚くものでした。受験者番号の色が赤だったグループは、緑や黒のグループに比べて成績が悪くなったのです。

 

違う実験では、表紙の色だけを変えて行いましたが、こちらも赤のグループの成績が悪い結果になりました。

 

ではなぜ赤が成績に悪影響を及ぼすのでしょう。

 

答えは単純ではない。さまざまな要因が作用している可能性がある。赤はそうした要因のうちの一つだ。赤い色は危険を連想させ、不安と緊張の感情を引き出す場合がある。過去に試験の答案を赤ペンで厳しく採点されたり、「不合格」という赤いスタンプをデカデカと押されたりして、強い不安感をさいなまれた経験が脳裏によみがえる人もいるだろう。そうした連想が不安をかき立てる結果として、赤い色が回避行動やパフォーマンスの低下をもたらしても不思議はない。

 

赤が原因なのはわかっているけれど、どうして赤なのかはよくわからないということでうすね。

 

表紙の色でも悪影響を及ぼすってことは学校の教科書の表紙に赤色がたくさん使われているのはよくないんじゃないか?と思ったり。

 

でも勉強する時って赤色のペンを使う人もたくさんいると思うし、どうなんでしょう。でも青ペンで勉強した方が覚えやすいみたいなこと書いてある本をありますし、これからは赤ペンではなく青ペンを使って学習しようかな。

 

赤はモテる

本のタイトルにもなっている赤とモテの関係性。

 

研究結果でも赤色の背景だったり、赤色のシャツだったり、とにかく赤色は魅力をあげる効果があるそう。じゃあどうして赤なのか。これは男女で違いがあるようです。

 

女性の赤は、セックスを連想させて男性を引きつけ、男性の赤は、支配性を連想させて女性を引きつける。理由は異なるが、赤は男女双方を異性にとって魅力的に見せるのだ。

 

つまり赤いもの付けとけば魅力的に見えるよってことですね。モテたい人は積極的に赤を身につけていった方がよさそうです。

 

ちなみにナンパの成功率を上げる場所があるそうで、これは第10章 匂い のところで紹介されている研究。

 

ある実験では、若い男性がショッピングモールで通行人の若い女性に声をかけ、電話番号を教えてくれと頼んだ。声をかけた場所は、ベーカリーなど、いい香りのする店の前と、とくに香りのしない店の前のいずれかだ。女性たちが電話番号を教えた割合は、いい香りのする場所のほうが大きかった。

 

いい匂いを嗅ぐと落ち着いたりしますよね。不安が解消されたり。このほかにも、ラベンダー、ペパーミント、ゼラニウムの香りの研究結果が書かれている本書「赤を身につけるとなぜもてるのか? 」。

 

気になる方はぜひお手に取ってください。

 

おしまい。