読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

ネットの評判でリアルが変わる社会 「勝手に選別される世界」

IT 社会

 

評判が貨幣や権力より重要になりつつある世界で、どうしたら「評判上手」になれるか-それを説くことが、本書の目的である。

 

本日の一冊は「勝手に選別される世界――ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか

 

第10章までありますが、第4章まで読了。続きはまた今度読むとして、とりあえず思うことを述べておくことにしました。

 

とにかく引用したいところが多く、どうしたもんかなーと思いつつ書き始めています。

 

著者は今の社会を「レピュテーション経済」と呼んでいます。

 

「レピュテーション経済」は、評判が瞬時に分析・保管され、特別待遇や利益を手にするパスポートとして使われるような世界だ。レピュテーション経済では、評判を現金のように使えるため、借金の担保にしたり、今までできなかったような方法で取引を行ったりすることが可能になる。

 

評判が大事になる社会。岡田なんたらさんも評価経済がなんちゃらと言ってますね。

 

評価を保つためにはまず、自分のネガティブな情報をネットに残さないようにすることが大切です。

 

マッチ・ドットコムというサイトをご存じでしょうか。いわゆる出会い系サイトの一つですが、出会い系サイトの匿名性をおびやかす方法があるそうです。

 

オンラインの出会い系サイトは、じゅうぶんな匿名性を備えているように見えるかもしれない。(中略)だがすでに、あるブロガーが、公開されている顔認識ツールを使って、マッチ・ドットコムのユーザーを探り当てる方法を見つけてしまった。マッチ・ドットコムのユーザーがフルネームを提供していなくても、フェイスブック上の写真を頼りにユーザーを特定できるのである。

フェイスブックは、この噂を聞きつけたとき、訴訟を起こしたり、それをブロックしようてゃしなかったー問題の顔認識ベンダーを買収して、そのサービスをシャットダウンしてしまったの。

 

現在、このソフトウェアはオフラインだそうですが、さて今後フェイスブックがどう使うかはわからないし、似たサービスが登場する可能性もありますね。

 

顔写真から本名がばれるとなると、たまたま見かけた人の顔写真を撮って、検索したら本名がわかるってことなんでしょうかね。ちょっと恐ろしい。

 

匿名でやっていても、ささいな写真から割り出されたり、友人が本名でやっていてそこから名前がバレたりと、ネットのつながりの力は便利な反面、危険が多いです。

 

ネットの評判というと「炎上」が1つのキーワードになってきます。

 

一度炎上してしまうとその原因の書き込みや画像を消しても、スクショをとられてしまいその炎上事案は永久に残ってしまいます。

 

デジタル・ストレージの革命がもたらすもっとも明白な結果は、評判についたシミがずっと残り続けることだ。たった一度の過ちでさえ、それがデジタル領域で起これば、永遠について回ることになる

 

特に、この続きがあーっと思ったのでさらに引用。

 

ーそれに、今やデジタル領域で「起きないこと」なんてあるだろうか? 調子がひどく悪かった日に、たまたま客をどなった動画が、ユーチューブに投稿されてしまったとしたら? 自分の店のレビューを自分で書いたのがバレてしまったとしたら? そしてご主人の出張中によその誰かと、ろうそくの灯るロマンチックなディナーを楽しんでいるところを、グーグルグラスをかけた詮索好きな近所の住人に見つかり、その写真がフェイスブックに投稿されたとしたら?

 

調子が悪い時に、ふとした言動が書き込まれたり、さらには動画でネットに流れるとします。たまたまその時だけ対応が悪かったのに、そこだけが注目されて評判が悪くなる。

 

人は、ある一部分だけを見て判断をしてしまう生き物です。

 

たった一度の過ちがその後の人生を変える。これは非常に恐ろしい。

 

著者はこうならないための最善策を「記録されることを心する」と言っています。

 

幸運なことに、永久にデジタル情報が保管される世の中にあっても、そこら中にいる「ビッグデータ」と「ビッグ・アナリシス」の手先から身を守るためにできることはある。その最初の方法は言わずもがなだろう-自分が電子的に行うあらゆることは、記録され、永久に保管されると心することだ。

 

まあフェイスブックでいうとリア充報告をたくさんしましょうねってことなんでしょう。暗いつぶやきや愚痴は気を付けようってことかな。

 

ツイッターも個人が特定されてしまう時代が来るのでしょうか。リア垢とネット垢がばれてしまったり・・・

 

さらには、ネガティブな情報よりポジティブな情報をより多く発信し、自分の評判をあげようと説いています。

 

まず、あなたのスコアを決定するのは、結局のところコンピューターだということを思い出そう。そのため、あなたに関するどんな情報も、それがポジティブなものであれば、コンピューターが理解できる方法で、必ず記録され保管されるように図ることが大事だ。

 

どんなにポジティブな情報を発信しても、それが自身とつながる情報でなければ意味がないということですね。

 

ただ思うに、すでにネットに流してしまった、流れてしまったネガティブな情報をどうしたらよいのでしょう。

 

ポジティブな情報をそのネガティブ情報以上に流すことによってネガティブ情報が出にくくすると書いてありますが、それでも過去の記録は消えません。

 

一度の悪い行いが記録され残り続けるこの社会。私たちの価値観はどう変わっていくのだろう。

 

おしまい。