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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

市販薬の選び方 「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 よく効く! 得する! 市販薬早わかりガイド」

医学

風邪にかかっても人はだいたい死なないので、あくまで不快な症状を抑えれば自然に治る、これが市販の風邪薬のコンセプトです。

本日の一冊は「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 よく効く! 得する! 市販薬早わかりガイド

風邪薬の4成分

 市販の風邪薬は治療薬というより、対症状薬だそうで、そんな風邪薬の成分は多くが以下の4成分。

市販の風邪薬の成分は実際のところ、ここ20年ほどほぼ変化はありません。

入っているのは抗炎症剤(NSAIDsなど)、抗ヒスタミン剤、鎮咳・気管拡張剤、去痰剤の4成分です。

あとの成分は、鎮静補佐成分やら、眠気抑えのカフェインやら、どうでもいいビタミン類やらという感じになります。

 

 抗炎症剤は単品では頭痛薬や痛み止めにつかれているそうで、昨日の記事でも書いたアセトアミノフェンはこの抗炎症剤の一つです。他には、イゾプロフェン、ロキソプロフェンなど市販薬の名前に似たものがありますね。主成分に使われているのでしょうか。

 抗ヒスタミン剤は、眠気が強くなるものが多く、この眠気を打ち消すためにカフェインが入っていることが多いようです。また、鎮咳・気管拡張剤ではエフェドリン以外には眠気成分があるようで、エフェドリン類が好んで使われるとのこと。

 

市販薬の選び方

 薬を選ぶときに、多くがパッケージの説明文だけで決めてる人が多いのではないでしょうか。成分を見ても何がいいとか悪いとか知っている人が少ないと思います。

 この本では、どれを買えばいいのか?という質問に対しオススメしない風邪薬をあげています。

 むしろオススメしない風邪薬という点では、やたらと成分が多いものは要注意。(省略)

 薬の箱の裏を見て、3~4行にまたがる成分が記されている大量配合は、下手な鉄砲なんとやら。決して優秀なガンマンではありません。

 この3~4行ってどの程度のことを言っているのか分かりませんが、この項目の最後に掲載されている風邪薬早わかりガイドで紹介されている6つの薬の成分を見てみると・・・ 

ロキソニンS

成分 分量
ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg
(無水物として60mg)
[添加物]
ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸Mg、乳糖水和物、三二酸化鉄

ロキソニンS(詳細)|第一三共ヘルスケア

 

パブロン50

成分 3錠中

アセトアミノフェン 300mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 83.33mg
(9錠中250mg)
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 16mg
添加物:乳糖、セルロース、無水ケイ酸、メタケイ酸アルミン酸Mg、ヒドロキシプロピルセルロースステアリン酸Mg、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、タルク、カルナウバロウ

大正製薬製品カタログ/パブロン50

 

パブロンエースAX錠

●成分 3錠中

イブプロフェン 150mg
アンブロキソール塩酸塩 15mg
ジヒドロコデインリン酸塩 8mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg
クロルフェニラミンマレイン酸 2.5mg
無水カフェイン 25mg
チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩) 8mg
リボフラビン(ビタミンB2 4mg
アスコルビン酸(ビタミンC) 166.7mg
(9錠中500mg)
添加物:セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、無水ケイ酸、ヒプロメロース、タルク、メタケイ酸アルミン酸Mg、ステアリン酸Mg、D-マンニトール、クロスカルメロースNa、カルナウバロウ、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、大豆レシチン、三二酸化鉄

大正製薬製品カタログ/パブロンエースAX錠/つらい《のどの痛み・熱》に

 

カコナール2葛根湯顆粒

成分 分量
日局 葛根湯エキス(乾燥) 5.56g
 [下記の生薬の水製抽出エキス]
 日局カッコン 8g
 日局マオウ 4g
 日局タイソウ 4g
 日局ケイヒ 3g
 日局シャクヤク 3g
 日局カンゾウ 2g
 日局ショウキョウ 1g

コンタック600ファースト

成分と作用分量(2カプセル[1日量]中)

成分と作用

添加物:D-マンニトール、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、ゼラチン、ラウリル硫酸Na

コンタック600ファースト|風邪、鼻炎・花粉による症状、咳などにコンタック(風邪薬)

 

エスタックイブファイン

成分 9錠(成人1日量)中

成分分量はたらき
イブプロフェン 450mg 熱を下げ、のど等の炎症や痛みをしずめます。
アンブロキソール塩酸塩 45mg せきをしずめ、たんを切ります。
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg せきをしずめ、たんを切ります。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg せきをしずめ、たんを切ります。
ヨウ化イソプロパミド 6mg 鼻水をおさえます。
クロルフェニラミンマレイン酸 7.5mg くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状をおさえます。
無水カフェイン 75mg 頭の重い感じをやわらげます。
アスコルビン酸(ビタミンC) 300mg かぜをひいて消耗しがちなビタミンを補います。
チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩) 24mg かぜをひいて消耗しがちなビタミンを補います。

添加物:無水ケイ酸、セルロース、乳糖、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、炭酸Ca、カルナウバロウ、ステアリン酸Mg、タルク、酸化チタン、部分アルファー化デンプン、プルラン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール

せき・たんには、エスタックイブファイン 製品情報【エスエス製薬】

 

 ロキソニンコンタック600ファースト、カコナールの3つは成分少なめだと思いますが、他の3つは3~4行に当てはまるぐらい成分が多いではないでしょうか?

 最後のエスタックイブファインは総合薬でいいとのことで、そりゃ成分も多くなるか・・・。結局どの市販薬がいいかはよくわかんないですね。

 こういう本の怖いところは何気なしにいろいろ商品が進められている中に、本当にこの商品がいいわけでなく、著者がその企業から支援されている場合に、その商品がいい悪いに関係なく載っていたりするところ。まあ調べればわかるかもしれませんが、そこまでする労力はないので読み物として完結しておきます。

 ちなみに鼻炎薬の項目では500円以下の安価なものは成分がよくないとのこと。

 前に一度使った鼻炎薬はそのぐらいの価格だったような。確かに、治りがよくなかったなーと。一応症状は抑えられるのですが、そのぶん不快感があったので3日ぐらいで使うのやめました。高い薬を買えばいいってわけじゃないですけど、やっぱり安すぎてもダメってことですね。

おしまい。