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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

性行為は罠なのか 「性と愛の脳科学 新たな愛の物語 」

 

私たちの脳内で働き、無意識にもつ生殖本能こそが、私たちの行動を駆り立てている

 

本日の一冊は「性と愛の脳科学 新たな愛の物語

 

400ページを超えるボリュームで半分ほど読みました。

 

残り半分は明日にでも記事にできればいいなーと思っていますが、さて記事にできそうな内容があるのでしょうか。

 

本の内容は、タイトル通りで、性と愛の脳科学について分かっていることが書かれています。

 

本記事の目次

1.LGBT

2.性行為は罠

 

交尾とLGBT

 

典型的な哺乳類の脳は、同じジェンダーの個体と交尾したいと思う欲求を、抑制するように作られている。(中略)時に、動物の個体は自然に、そして完全に「脱抑制」化され、同性への欲求を生み出す素質のスイッチうが「オン」の位置に固定されることがある。 

 

同性と交尾したいという欲求は存在しるが、脳はその欲求を抑制している。そして、同性より異性との交尾を望ましいと考えている。しかし、その抑制が効かなくなれば、同性との交尾をしてしまう。それが動物なんだそう。

 

では同性愛者と異性愛者との脳はどう違うのか。

 

同性愛者の脳は、異性愛者の脳とは違っているー彼らが同性愛であるから脳が異なるのではない。脳が異なるから、彼らは同性愛なのである。スワーブが調べたゲイの男性の脳は、女性の脳とは違っていた。また、その脳は、異性愛者の男性のものとも、少し違っていたのである。

 

ここでは詳細が書かれていないが、トランスジェンダーの脳についても構造の違いがあるようで、ヨーロッパ人権裁判所では、性転換者に出生証明書やパスポートの変更を許可する際に利用しているそうだ。

 

 脳の構造が違う。これをただの個性なのだろうか。

 

 

 

セックスに買収されている

 

日本では、結婚する人や子供を産む人が減っているわけですが、なぜでしょう。

 

1つはやはり金銭的な問題があるでしょう。また恋人がいる人も少なく、結婚に発展する関係性を持ち合わせていない人が多いこともあるでしょう。

 

しかし、多くの人は、結婚がそんなにいいものじゃないと気づいてしまったのではないでしょうか。 

 

エドゥアルト・フォン・ハルトマン(哲学者)は、私たちは理性を遮断され、セックスに買収されているに違いないと論じた。なぜなら、セックスは何の良いことにもつながらないからだ。もたらされるのは、結婚、出産の痛み、消失する金銭、愛への幻滅だ。ハルトマンが考えるに、起こりうる中でほぼ最悪のことは、「これまで夢見ていた、最愛の者の腕の中における幸福が」私たちに子供を産ませるための「見せかけの罠でしかなかった」と気づくことだ。私たちは、物事をコントロールできるという幻想をもっている。だがもちろん、私たちの脳内で働き、無意識にもつ生殖本能こそが、私たちの行動を駆り立てているのである。

 

結婚はいいぞ~という外からの囁きを冷静に捉え、結婚なんてしなくてもと思う人が増えたのか。

 

しかし、中には結婚より先に子供がてきて・・・という計画的ではない出産・結婚があります。彼らはなぜそのような結果に至ったのか。

 

1つは、興奮時に人は、冷静時と違う判断をするということです。

 

ローウェンスタインとダン・アリエリーは、男性に対する二つの調査を行った。一つは、男性が中立的な(冷静な)状態である時に、もう一つは、男性が、ノートパソコン上の性的な画像に向かって、活発に自慰行為を行っている時に行われた。第一の調査に参加した男性は、自分自身の性的な倫理観についての質問に対し、一般的に望ましい答えを述べた。例えば、セックスをするために、デート相手の女性を泥酔させるだろう、と答えた人はごくわずかだった。(中略)しかし、性的に覚醒した状態で回答すると、有意に多くの男性が、自分はきっとデート相手の女性を泥酔させるだろうと答えた。

 

 

彼らは興奮している間、倫理観がどこかへ飛んでいくのでしょうか。

 

これによって、冷静時にやめておくべきだと思っている性的行為も、興奮時にしてもいいかと考え、そして新たな命が誕生するわけですね。

 

話は変わりますが、アダルトサイトにはサンプル動画が置いてあることがあります。あれは、サンプル動画を見せて興奮させることによって、勢いで動画を買ってもらうという作戦なのでしょうか。それとも運営の優しさ・・・なわけないか。

 

ちなみにこの現象が、さらに極端な形で起こってしまう人がサイコパスだそうです。

 

精神病質者(サイコパス)の脳では、欲求を呼び起こす刺激(例えば、金銭)を示された時、通常の人々に比べて、最大で四倍ものドーパミンが放出されるという。ドーパミンの量が多ければ、ゴールが何であれ、それを達成したいという意欲も高まり、投じるコストは気にならなくなる。

 

やはり性行為をする回数が多ければ多いほど、生命は誕生しやすいわけですから、恋愛を楽しめる余裕を、多くの人が持つことができる社会が出来ればいいですよね。

 

今や恋愛をする以外にも多くの娯楽?があって、人の行動は多様性が増しています。

 

その中で、結婚・出産が魅力的なものであると思わせる方法が見つかればいいですね。

 

恋愛を罠とは思わず生きていきたいものです。

 

おしまい。