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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

意識と麻酔のお話―ビタミンCを添えて 「世界史を変えた薬」

身体 健康

 

有害なものの摂取によって病気が起こることはあっても、必要なものの不足で体調を崩す可能性は考えられていなかった。

 

本日の一冊は「世界史を変えた薬

 

 薬の発見や開発には犠牲がつきものですが、この本は、病気の歴史と、それらの病気を治してくれる薬がどうやって開発されてきたかを順序立てて説明してくれています。

 

薬で章分けされていて、今回は気になっているビタミンCと、麻酔についてなるほどなーと思うところがあったのでそこを記事にします。

 

本記事の目次

1.ビタミンC×壊血病

2.痛みと麻酔

 

ビタミンC×壊血病

 

冒頭の引用文は、壊血病の対策がなぜ広まらなかったのかについて述べているところです。

 

確かに毒を摂取する、つまりはカラダになにかプラスして不調をきたす場合は、原因がそのプラスした何かと分かりやすく、対策も立てやすいです。しかし、そもそもカラダに存在した栄養素が不足する、つまりはマイナスになって病気になると、一体どの栄養素が不足して病気になるなんて思わなさそう。

 

ビタミンCによってこの壊血病は対策ができるわけですが、さてこのビタミンC。

 

万能であるという説も一時はありましたが、否定される実験結果も多いようです。

 

ただし、今もなおビタミンCの新しい効用は発見されているそうで、著者はこのビタミンCの章をこう締めくくっています。

 

結局のところ我々は、大航海時代の開始から500年以上を経た現在でも、いまだビタミンCの全貌を知らず、その効果に正当な評価を下し切れていない。(中略)ビタミンCこそは、医薬の評価ということがいかに難しいかを示す、極めてよい例とあるといえそうだ。

 

ビタミンCはストレス解消にいいとされていますので、サプリメントやのど飴にはビタミンCが多く含まれているものを摂取しています。

 

まあ効果があったらサプリメントじゃなくて薬に格上げされるでしょうと思うわけで、サプリメントってなんだろう?と思わなくもないですけどね。

 

でも医薬品より安いし、プラシボ効果狙いで服用中。きっとこれで私の身体からストレスが消えていく・・・はず。

 

 

 

痛みと麻酔

さて、この本にはキニーネモルヒネアスピリンエイズ治療薬などの薬について章分けされておりますが、その一つに麻酔薬があります。

 

麻酔薬というと、痛みをなくすことによって治療をしやすくするものですが、なんとそのメカニズムははっきりとわかっていないらしい。

 

問題は、一世紀半にもわたってこれほどまでに広く用いられているにもかかわらず、麻酔の原理が全くわかっていない点だ。

 

吸入麻酔に使われる化合物は千差万別だそうで、共通性が見いだせないらしい。

なぜ全くわかっていないのか、著者は意識の問題をあげています。

 

人間の「意識」は、現代科学にとっても最も解明の進んでいない領域だ。麻酔が人間の意識に直接触れるものである以上、その原理が不可解であるのはむしろ当然なのかもしれない。あるいは麻酔の研究こそが、人の心や意識という、最大の謎に対する鍵を提供してくれることもありえよう。 

 

この考えを聞いてなるほどと思いました。

 

確かに意識を無くさせる原理がわかってしまうと、意識とはなんなのかわかりそうなものです。だから解明できないのか・・・

 

麻酔と意識の解明はまだまだ時間がかかりそうですね。

 

麻酔は打ったことないのですが、どういう感覚なのでしょうか。

痛みをなくすことができる薬って聴くと、心の傷の痛みもなくすことができませんかねってふと思う私でした。

おしまい。