本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

名探偵コ〇ン 贖罪の地下墓地 「カタコンベ」

 

異様で気味の悪いさまを、よくグロテスクというだろう。これは元々フランス語でね、グロトという『洞窟風の部屋』を意味する言葉が由来なんだよ。昔の人々は気持ち悪いものを見て、咄嗟に洞窟を思い浮かべたんだろうな。

 

本日の一冊は「カタコンベ

 

第50回江戸川乱歩賞受賞作。

 

著者は24歳という若手作家。

 

欠点や粗削りとの指摘はあるが、ワクワクする物語でした。

 

主人公はケイバーの東間亮。ケイビング仲間を失い罪の意識で生きており、いまだ見つかっていない仲間を探したいと思っている。そんな時、仲間を失った洞窟の近くにある洞窟で調査が行われると知った彼は、もしかしたらと思い調査に参加しよう決意する。しかし当日、先に調査を行っていたグループが崖崩落によって洞窟に閉じ込められる。その中には事故で無くした仲間の娘がいた。彼は彼女を助けようと決意して・・・。

 

不必要というか本筋に関係ない話がちらほら混ざっていて忘れたころに出てきたり、結局本筋にどこまで関係があったのかよくわからないで終わったりする場面がある。

 

本筋の物語は面白い。洞窟で閉じ込められ、そこから脱出を試みる。

 

洞窟探検のワクワク感はとてもよくて、この先どうなるかという期待で読み進めることができた。ミステリ―要素についてもまあまあよかった。

 

今ふっと思ったのが、名探偵コナンの映画で作品化できそうな小説。

 

アクションあり謎あり。コナン好きの人におすすめしてみたい作品です。

 

カタコンベとは、地下にある墓地のことで、作品中でも説明する場面がある。

 

「まるで太古の地下墓地(カタコンベ)ですね」

「何だって?」

梶本が問い返す。弥生は慌てて言った。

「この石灰岩の成り立ちを知ったら、そんなふうに思えてしまって」

梶本はわずかに目を細め、素直に同意した。

「石油もセメントも原料になるこの石灰岩も、もとを辿れば多くの死んだ生物の結晶なんだろうね。それを削り取って使っている私たちは、さしずめ死者を冒涜し盗掘を繰り返す墓場荒らしかな。

 

 

 ネタバレになるが、遺体も出てくる。まさに地下墓地。

 

さきほどコナン映画にできそうだと言ったけど、タイトルはなんだろう。

 

名探偵コナン 贖罪の地下墓地(カタコンベ

 

みたいな感じだろうか。

 

ちなみに今年4月に上映されるコナン映画タイトルは「名探偵コナン 純黒の悪夢」。20作品目で期待できそう。見ようかな。

 

おしまい。