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本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

デジタル・データはいつ消えてもおかしくない「クラウド・ナイン 」

IT 小説

 

人間こそが、いちばんの記憶の保管マシンなんだよ。

 

本日の一冊は「クラウド・ナイン

 

「ブラッド・ゼロ」、そして表題の「クラウド・ナイン」の2作が収録された一冊。

 

国際科学ミステリーと紹介されていますが、科学の部分が難しくて理解できない。

 

"人工血液"、"気象兵器"はどこまで可能なのか。わたし、気になります

 

本記事の目次

1.ブラッド・ゼロ

2.クラウド・ナイン

 ※ネタバレあーるよ

 

1.ブラッド・ゼロ

 

IT企業の「オッド・アイ」はワールドカップの勝敗を予測していた。

 

前回はぴたりと当てたが、今回は外した。

 

その原因はなんだったのか調査することになったオッド・アイ社員の隆一。

 

そこに警察も絡んできて・・・。

 

 

人工血液の話で、血液型に関係なく輸血ができる夢のような血が出てきます。

 

本当にそのような血液が誕生すれば血液不足は解消されていいですよね

 

2015年でも5万人の献血者が不足しているそうです

 

さらにこのままいけば2027年には献血者85万人分の血液が不足するんだとか・・・

 

ソース↓

血が足りない!? どうなる?どうする?献血 - 放送内容まるわかり! - NHK 週刊 ニュース深読み

 

だから人工血液が誕生して、さらにどの血液型にも使用できれば万々歳ですね

 

と思ったらイギリスでは人工血液の臨床実験が今年行われていました。

 

www.gizmodo.jp

 

さらに2035年には輸血のほとんどが人工血液になるとか・・・?

 

karapaia.livedoor.biz

 

これで献血しなくてもよくなるんでしょうかね。

 

とにかく少子高齢化で血が足りなくなることは明白ですし、人工血液が誕生することを願うばかりです。

 

 

 

2.クラウド・ナイン

 

話はブラッド・ゼロの続き。といってもテーマは人工血液から気象兵器となっています。

 

気象兵器の凄まじさよりも、そのターゲットになったデジタルデータのほうが興味が湧きました

 

今や写真や動画をクラウドに保存して、手元に保管している人もいないのではないでしょうか。

 

そんなデータセンターに障害が起きた時、データを手元にバックアップしておく大切さを改めて感じることになる作品だと思います。

 

「今回のことで、賢明な者は重要なデータこそ自分の手元でバックアップすべきだと、気づいたはずだ。そうすれば、データセンターのために世界中のエネルギーが食いつくされるおそれも薄らぐ」

 

ただこの作品を小説として読んだ時、主人公がいるようでいない感じや、視点がコロコロ変わって分かりづらい点など、あんまりよくないなと思います。

 

小説と言うより近未来の科学本を読んでいるような感覚でした。

 

ちなみにこの小説に出てくる「オッド・アイ」はグーグルを思い浮かべちゃいますね。

 

また、データ収集についての記述も興味深く、さてどこまでグーグルは情報を集めているのでしょうか。

 

少し前に文字入力アプリがデータを収集しているのではないかって記事もありました。

 

最近はビッグデータという言葉も出てきましたし、

 

楽天やアマゾンだと閲覧、購入履歴からオススメ商品を出してきます。

 

プライバシーという言葉だけが大事にされていて、実際はデータ収集され放題ということをもう少し意識したほうがいいのかも。

 

そんなことを思う小説でした。

 

おしまい。