本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

入れ替わりと今どきの子―「オンライン・バカ」

本日の一冊は「オンライン・バカ -常時接続の世界がわたしたちにしていること-

 

デジタルのテキスト

 

訳が読みづらくて2章の途中まで読んで挫折。

 

訳された本は7割ぐらい途中で挫折している。

 

読みにくいからか、内容が理解できないからかなんなのか。

 

それはさておき、現代のネット社会について論じている本ですが、

 

文化史家のアルベルト・マングェルは、著者にデジタルのテキストに向かっていくことについて聞かれてこう答えています。

 

私にとって、その経験は何より表面的なものです。つまり、私にとってデジタルのテキストには物理的な現実性がありません。

マングェルはデジタルの装置で獲得にも同様の問題に遭遇する。コンピュータについて、いつも感じるのは、「自分が使っている器具を意識しているということで、コンピュータはいつもアップデートしたり管理したりしてもらいたがっている」。それに比べればペンのほうはわりあい中立的な自分の心と体の延長である。さらに言えば、コンピュータ上のテキストはいつも、まるで完成した作品であるかのような顔をしているー編集作業が見えない。

(中略)

「今の時代、書かれるテキストは読者の目の前だけに存在しているようで、過去がないという点で悲劇的なところがあります。みんな自分の本に伝記がある可能性を消してしまっています」。

 

ペンは心と体の延長だが、コンピュータはそうではなくて器具。

 

ペンで書く時はスラスラ進むが、コンピュータではそうはいかないということでしょうか。

 

しかし、今の世代はコンピュータで文字をたくさん打っている。

 

だから次の世代は違和感など感じないのでは。

 

マングェルは、これらのことについて、昔の人は現代の状況について心配するのは当たり前で、次の世代はこのようなことを感じないと言っています。

 

むしろ今後はコンピュータで文字を打つのが当たり前すぎて

 

ペンを持って文字を書く方が、現実性を欠く時代が来るかもしれないですね。

 

「りょ」

 

テクノロジーそのものは道徳の外にある。良くも悪くもない。危険だったり愛されたりするだけだ。人間は何千年ものあいだその危険に恋をしているし、たとえば、人間関係は効率的な送信だけを目指しているわけではないかも、と思い起こすことはめったにない(将来私たちが自滅するとすれば、通信技術が足りないからではないだろう。何かのもっとすごい前進が足りないせいかもしれないが)。

 

話すの流れや内容はともかく、この「人間関係は効率的な送信だけを目指しているわけではない」というのが気になりました。

 

最近はメールではなくラインですぐ返事をやり取りする時代になっていて、言葉は短く省略されて使われています。

 

たとえば、「了解」は「りょ」、もしくは「り」でも通じるそうですし、

 

一時期話題となった「KY」は、「空気読め」の略ですね。

 

ネット用語の「(笑)」も「w」になっています。

 

省略は言葉を簡潔にする意味で必要なことですし、長い単語を覚えなくてもいいわけですが、

 

このまま効率的な言葉の打ち方が口に発する言葉にまで影響してくると

 

なんだかコミュニケーションってなんだろうと感じてしまいます。

 

言葉にすることは大事なのに、その言葉が軽くなっていくようで心配ですね。

 

とまあ心配する必要はきっとないのでしょうけど。

 

データ

 

コンピュータの本ですし、データについても少し触れておきます。

 

2012年には、私たちはグーグルに、1年で1兆回以上、何かを知ろうとして問い合わせた(なんと146もの言語で)。さらに1440億通のメールをー毎日ーやりとりしている。

2013年には、フェイスブックで毎日45億の項目に「いいね」をつけてもいる(煽るほうに回るフェイスブックは利用者に「いやだね」をつけるのを認めようとしていないが)。

同じ年、YouTubeの動画は毎分、実時間で100時間分、アップロードされていた。

Instagramでは毎秒637枚の写真がアップロードされた。

 

もはや数字で言われてもよくわからない規模ですね。

 

毎分、実時間で100時間分って謎すぎます。

 

2010年の段階ですでに、カイザー財団は、8歳から18歳の少年少女は毎日平均して7時間38分を自分のデバイスに充てていることをあきらかにした。もちろんそうした青少年は、マルチタスクの名人で、一度に複数のメディアを相手にしていることが多い。

(中略)

このマルチタスクを計算に入れると、青少年のあいだでのメディアに使う時間は、全部で毎日10時間45分に跳ね上がる。その5年前には、同じ数字は8時間33分だった。

 

こちらは若者のデータ。

 

毎日10時間以上ネットにつながっている。すごいですね。

 

5年後には12時間近くネットにつながっているのではないでしょうか。

 

むしろ24時間ネットにつながる時代がきそうですよね。

 

睡眠もネットで管理される時代が。

 

そして大切なものを失っていくのでしょうか。

 

大切なものってなにかわかんないけど。

 

 

お_し_ま_い_。