本を熱いうちに読む

厚みのある本は苦手

『時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則』を読んだ

本日の一冊は「時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則

 食事を摂る時間によって身体への反応が変化するといった視点で研究をする「時間栄養学」。タイトルには食べ方の法則とあるが、内容のほとんどは時間の話。時間の知識をたくさん語られて最後に食べ方について書かれていて、もう少し食事の話が多くてもよいのでは思った。

体内時計

 時間栄養学で大切なのが「体内時計」。現代社会では夜勤の人も多く、体内時計のズレをいかに治すかという視点で書かれている。そして体内時計をコントロールするものには「朝の光」と「朝の食事」があるという。朝起きたら、光を浴びて食事を摂る。これに体内時計をリセットする働きがあるらしく、この二つは大事。

光の話

 光の場合、今やパソコンやスマホで四六時中LEDの光に当たっていて、太陽の光より人工の光に体内時計が依存してしまう可能性があるそうです。特に青色の光は睡眠の上で大切なメラトニンの量を減少させてしまいます。メラトニンは増えることによって夜眠れるようになるため、寝る前にスマホやパソコンは控えようとよく言われています。夜勤あけの人が体内時計を調整する場合、帰宅途中に太陽の光を浴びると調整が狂うため、青色光をカットするメガネなどをかけるとよいのだそう。とまあ食べ方に関係のない話も多く紹介されています。

食べ方の法則

 同じ飲食内容でも、時間を意識した食事をすることで肥満やアレルギーを防ごうという考えで始まったのがタイトルにもある「時間栄養学」。様々な研究が実施されていて、体内時計を動かす食べ物という実験があります。多くはマウス実験で、どこまで人間に応用がきくのかという疑問はありますが、マウスにグルコースやタンパク質などを与えて実験では、グルコースのみで与えた場合より、グルコースとタンパク質、グルコースと脂質を組み合わせて摂取したほうが、体内時計が動き出しました。

体内時計を動かすためには一つの食材を摂るのではなく、炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質など、バランスのよい食事を摂ることが必要であると考えられます。

 特に、GI値の高い食事は体内時計を前に進める効用があるそうで、朝食時にはこのGI値の高い食事、例えば白米、パン、ジャガイモなどを摂取することをすすめています。

 また、脂質の場合、魚油が「時計遺伝子を動かす」という点で効果が大きいそうで、特にツナの油は体内時計を動かす効果が強いらしく、朝食には焼き魚やツナサンド、寿司なのが効果的としています。朝からお寿司とはいいですね。

おわりに

 このほかにも、運動の時間と食べ方、アレルギーと食べ方の話などが紹介されています。気になる方はお手に取ってみてください。

 おしまゐ。

本日紹介した本

時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則

時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則